Alteryxのインターフェースツールで値の中身を変更する
Alteryxのインターフェースツールは、マクロやAnalytics Appを使用する際に使用することで、例えばカスタムフィルターで設定した値をインターフェースツールから受け取った値に置き換えることができたりと、ワークフローに汎用性を持たせられる非常に便利なツールです。今回は例に挙げた通り、カスタムフィルターでデータの絞り込みを汎用的に変更できるように設定していきます。
環境
・Windows 10 Pro
・Alteryx Designer 2022.1.1.42619
やってみる
ワークフロー作成
まずは通常のワークフローを作成していきます。作成したワークフローの全体像はこちら
①今回は入力データにAlteryxのサンプルデータ「Customers」を使用しました
②カスタムフィルターツールでCustomers Segmentの値を絞り込み
③セレクトツールで必要な情報のみを保持
④閲覧ツールで、結果が"Corporate"のみになっているか確認
マクロの構成
先ほど作成したワークフローに、以下のようにマクロを構成します
カスタムフィルターで事前に設定していた"Corporate"の設定値をインターフェースツールで変更できるようにするため以下のようにマクロを設定します
ここでのポイントは、テキストボックスで受け取った内容をアクションツールで値の変更をできるように設定している部分です。「特定の文字列を置換」を有効にすることで、規定値で設定されている"Corporate"の部分を受け取った値に置換することができます。
マクロの実行
実際に保存したマクロを実行してみると、インターフェース上で設定内容を変更できるようになっていました
さいごに
今回はマクロでフィルターの設定内容を汎用的に変更する方法をご紹介しました。例えば複数部門のデータを保持していて、自分の部門のデータのみで処理を行いたいケースなどでは、わざわざカスタムフィルターツールを開いて設定変更する必要がなくなるので便利かと思います。ご参考になれば幸いです。